兵庫大学 兵庫大学短期大学部  教員情報   
     


  ワダ ミツノリ
  和田 光徳   生涯福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  医療ソーシャルワーカーの働きを検証する(30)患者・家族の態度・行動変容をもたらす心理社会的アプローチ
■ 概要
  ソーシャルワークの伝統的且つ基本的といえるアプローチである「心理社会的アプローチ」をとりあげた。「手術を拒否する」という表面上の表現をする2つの事例を対比し、ワーカーが真逆ともとれる「関わり」をとりながらも、両事例とも態度変容として手術を受け容れた根拠となるクライエントの自我機能のアセスメントを提示した。「自己決定」が関わることや関わり方によって変化するという、環境との交互作用的要因の影響を受けるものといえる。現在の地域医療連携における転院先決定は、ともすると機能連携優先の、患者家族にとっては消極的選択となりかねない。ソーシャルワークの心理社会的アプローチは、情緒的交流を必要としない機能連携としての転退院を、患者家族の主体的選択とし得ることを事例を通して実証した。
   単著   医学書院「病院」   pp.154-157   2009/02