兵庫大学 兵庫大学短期大学部  教員情報   
     


  スギタ リツコ
  杉田 律子   保育科 保育科   准教授
■ 標題
  自我発達の観点から見た障害の受容過程の研究
■ 概要
  障害児者に対する教育的、社会的支援を行うためには障害児者の心理的側面に対するアプローチが重要である。なかでも、自らの障害を適切に認識し、社会的適応を支援することは重要な支援の一つである。
そこで、従来のリハビリテーション医学の分野で広まった障害の受容研究の知見をまとめた上で、先天性の障害者が自らの障害に対してどのような意識をもち、また変容していくか、について明らかにするために、成人の聴覚障害者に幼少期から現在に至るライフヒストリーを語ってもらう面接調査を行った。
成人聴覚障害者の障害に対する意識は、肯定的意識、否定的意識の出現を繰り返しながら徐々に肯定的な意識に変容していく過程を明らかにし、その変容には、家族や友人などの人間関係や社会的な要因と関係があることから、障害者の自我発達に伴った、教育的、社会的な環境を整えるための支援が必要であることが分かった。(90頁)
   単著   平成7年度大阪教育大学修士論文   大阪教育大学   1996/03